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真っ赤なりんご飴、みーつけた

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<真っ赤なりんご飴、みーつけた>
 ここは近鉄電車の走る町・大和高田市。大阪の夜間大学に通う葉二は、やっとこの地で働く場所と住む場所が決まった。採用が決まったところは駅前のアーケード街の中にある『とどろき人形店』。ここで
葉二は新しい生活をスタートさせていくのである。
 勤務を始めて、まず店の主人から与えられた仕事は、おとぎの国に出て来そうな、黄色いペンキで塗り固められた木製の階段を、ていねいに掃除することだった。濡れた雑巾などもってのほか、乾いたタオルでやさしく撫でるように埃を払っていくのである。でも実のところ、その階段は、もはや黄色のペンキが剥げ落ち、木質の木肌が剥き出しになっているシロモノ≠ネのである。そんな後生大切に扱う・・・・・・(続く)
<九条電気、ただいま伺います>
 運動音痴の葉二は新しい高校生活が始まると同時に、一念発起して運動クラブである『バスケットボール部』に入部する。ありとあらゆる思いを込めて、バスケットボール板めがけて、ボールを投げていた。バスケットシューズがコートで方向転換するたびに、『キュッキュッ』と音をたてる、その音が大好きだった。
 しかし、それも長く続かなかった。思いとは別に身体が悲鳴を上げていたのである。健康診断で身体の不具合を指摘され、徐々にその活動から遠去かっていった。
 そうなると、心が萎れるばかりで何をする気も起きない。そこで何気なく始めたのが『九条電気店』でのアルバイトだった。そこでは高校生が大嫌いと言う中学卒のタミーさんをはじめ、個性豊かな人たちが働いていた。まさしく全身全霊で・・・・・・
九条電気、ただいま伺います

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世にも甘美な雷鳴の轟

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<世にも甘美な雷鳴の轟き>
 いよいよ太助の初出張の仕事がめぐって来た。九州は熊本のイベントの仕事である。太助の勤務する会社は、東京・新橋にある小さな新聞社である。農業関連の情報を扱う新聞や雑誌を発行したり、生産者を集めての講演会や展示会などのイベントを開催している。夏の、これでもかっと言うくらい暑い日、太助は新幹線や夜行寝台特急を乗り継いで、熊本に向かう。さてさて太助を待ち受けているのはどんな時間なのだろう。
 熊本県庁で上司の鬼専務こと、佐伯専務と落ち合って、太助の仕事はスタートする。イベントを開催するため、行政をはじめ、地元の有力団体である熊本県経済連、そしてその熊本経済連と取引関係にある企業をまわって、協力を取り付けていく。
 そんな仕事の一方で、太助はほのかな恋心をはぐくむ。球磨川沿いの町、人吉出身・・・・
<柏三番館の面々>
 フルコミッション制の本の販売営業で生計をたてていた(僕)は、人にしゃべりかけてモノを売る生活に疲れ果て、もくもくと仕事をしていれば報酬が確実に貰える「皿洗い」の仕事をすることになった。場所は住んでいる南柏の駅から一つ離れた柏。その新しい職場『柏三番館』での交流の一コマを描く。中華料理チーム、蕎麦屋チーム、和食チームなど、それぞれの持ち場で、若者が精一杯生きている。そんな職場に異質な闖入者があらわれ、騒ぎを起こしたりもする。一方で、めでたいこともあり、その職場で出会った蕎麦屋の良(リョウ)さんと、昼間は市役所勤めの姉さんが結婚することになった。(僕)はその引越しの手伝いを良さんから頼まれ、二つ返事で了解する。その日の朝、秋の澄んだ空気の中で、(僕)は、だれにも出会わない松林の中の細い道を、わくわくしながら先を急ぐ。
柏三番館の面々

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風、そして色の記憶

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<風、そして色の記憶>
 『人って、どうして生きているのだろう』『人生に意義はあるのだろうか』そんな哲学的な思考とは一切無縁の若者たちがここにいる。
 若者たちは東京・江戸川の川ひとつ隔てた千葉県は松戸のオフィスで勤務している。職業は本のセールスマン。家を訪問して、シリーズものの本を売るのである。給料はフルコミッション制なので、一人一人が個人事業主みたいなものである。人に情けなどかけている余裕は、当然ない。それでいながら、困っている仲間がいると、本人の気持の負担が大きくならない程度に気遣うのである。
 ここのところ成績の悪い太助に、堂林さんが一緒に仕事をしてみないかと誘いかけてくる。気持の弱っていた太助にとってはありがたい話。気分転換を兼ねて、太助は今日一日だけ、堂林さんのチームと行動を共にすることにした。
<綾ノ町物語>
 かつては関東のオートレース場で若手レーサーとして活躍していた誠二。今は流れ流れて、大阪は堺の若者たちの世話をする勤労青少年寮で妻の妙子と共に、賄い夫婦として住み込んでいる。その誠二のささやかな楽しみは、忙しい朝食の後片付けが終わったあとにくゆらす一服と、その後にいそいそと出掛けるパチンコである。そのパチンコ屋には、急逝した父の後を継いで、急遽パチンコ屋のオーナーになった、この町のマドンナ『綾ノ町の姫小路』がいる。その姫小路が誠二の頼みを聞いて、テレビの視聴者参加番組にピンチヒッターで出演することになった。“悲しゅうて楽しゅうて、パッと咲く花一輪” 綾ノ町の常連さんたちを巻き込んで話はすすむ。大阪は灰色の空が似合う町。「誠さん、あの灰色の空のむこうにピンク色のお城があるねん、ほら、見える?」誠二は発しようとする言葉を飲み込んで、姫小路が指差す、灰色のそらのむこうに目を凝らした。・・・・・・・・・・・
綾ノ町物語

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